スペシャリストたちによる講座を通して、航空機と共に働く仕事について学ぶ「ジュニア航空博士認定講座」。
12月15日に行われた第4回の講座では、元航空機製造メーカーに勤めていた空宙博スタッフから、「航空機を作る仕事」について講話や実習を通して教えてもらいました。
飛行機を作るってどんな仕事?
講座の前半では、飛行機ができ上がるまでに関わる人々について学びました。
飛行機を設計する「技術」、機体の製造計画を作成する「生産管理」、作業場や工作機械、設備の準備を担当する「生産技術」、部品製造等の見積もりや材料・部品の購入などを担当する「資材補給」、実際に部品や機体を製作し組み立てる「工作」、完成した部品や機体の検査を行う「品質保証」の6つの役割について、実際の仕事現場の写真や材料を見ながら学びました。
講座の最初には、飛行機を作る6つの仕事の順番を考えるクイズも行われました。大人でも難しい問題でしたが、仲間たちと相談して見事正解を導き出すグループもありました!
さらに、実際に航空機の製造現場で使われる工具や部品などを見せてもらいました。航空機を作る工具は、電気ではなく空気を使って動くという特徴があります。たくさんの大きな工具を見せてもらいました。
板と板をリベットでつないでみよう!
講座の後半では、航空機整備時に板と板を繋ぎ合わせる際に使われるチェリーリベット打ちを体験しました。
まず初めに、「クレコ」という工具を使用して2枚の板を仮止めします。仮止めが完了したら、いよいよチェリーリベットを打っていきます。チェリーリベットとは、裏側に手が入らないような狭い所を締結する際に使用するリベットで、工具を使って一人で組立を行うことができるものです。
クレコを取り付けたり、リベットを打つには力が必要で大変でしたが、みんな上手にリベットを打って、板と板を繋ぎ合わせることができました!
講座を通して飛行機を作るにはたくさんの人々が関わっていることがわかりましたね。
次回の講座ではいよいよ中部国際空港に行き、実際の飛行機や飛行機の周りで働く人々について学びます!
それでは、よいお年を!!