「STEAM教室」って何?
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)という5つの英単語の頭文字を組み合わせた考え方で、自ら問題を発見し、解決する力を伸ばすこと。
ANA(全日本空輸株式会社)が、子どもたちの好きなことをテーマに「充実した学びの機会」を提供する教室です。
飛行機の重さって、どれくらい?
まずは、講師が飛行機の重さについてのクイズを出題。
正解は70t!
70㎏の大人1000人分の重さです。
ボーイング777は230tなので、どれだけ重いかがよく分かります。
飛行機が飛ぶには、どんなことが必要?
次に飛行機が飛ぶために必要な、3つのことを学びました。
①空に浮く力:2つの大きな主翼が担当
②前に進む力:2つのエンジンが担当
③姿勢を調整する:小さな尾翼が担当
エンジンの力の大きさを知ろう
ここからは、エンジンについての勉強です。
エンジンは「空気をはき出して力を作る」装置。
風船と同じしくみで、ためた空気をはき出して前に進む。
これが飛行機が飛ぶしくみだそうです。
では、エンジンの力が大きいのは、次の内どれでしょうか。
①少しの空気をゆっくりはき出す
②多くの空気をゆっくりはき出す
③多くの空気を一気にはき出す
正解は③!
ボーイング737は、300㎏以上の空気を一気にはき出します。
その量はなんと、ペットボトル30万本分にもなります!
実験:エンジンになって、空気の力を測ってみよう!
飛行機は空気を吸い込んで、はき出す力で前に進みます。
大人が吹く力は、20g(1円玉20枚くらい)のモノを動かせるくらいの空気の力。
ボーイング737は、大人が吹く力の50万倍。
実験:「エンジンのしくみを楽しく学ぶ」
ここからは、いよいよ実験タイム!
実験は、おはじき(おもり)とA4サイズの紙を使って、空気の力を測るとことからスタート。
どうすれば、もっと力は大きくなるだろう?
クイズ:全員で1000gの空気の力を作ろう。
おもりを入れて、「ふぅ」と空気を前に吹いてみよう。
グループのみんなが動かせたおもりの重さを合計して、1,000gを超えるミッションに挑戦。
実験の結果は?
参加したみんなで動かせたおもりの合計は、1,710gでした!
見事、ミッションクリアです!
やったー!