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戦前・戦中の航空機開発
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外国の技術導入から日本独自の技術開発へ。やがて世界水準の航空機が各務原の地から飛び立った。
2度の世界大戦において、世界の航空機技術は飛躍的な革新を遂げました。
日本でも、土井武夫氏、堀越二郎氏の手により、飛燕(ひえん)、零戦という傑作戦闘機が生み出されました。
このゾーンでは、この2つの名機をシンボルとして展示します。1つは、現存する唯一の実機である三式戦闘機二型「飛燕」、もう1つは岐阜で初飛行した十二試艦上戦闘機「零戦(試作機)」の実寸大模型です。
これらを中心に、乙式一型偵察機の生産から岐阜各務原で航空機産業が発展していく過程や、当時の日本における技術開発の挑戦を紹介します。
また、米国スミソニアン航空宇宙博物館との連携協定の一環として借り受けた航空機エンジンや日本の航空機の設計図など、貴重な所蔵品や資料を展示します。
主な展示物
各務原最多生産飛行機と国内最多生産飛行機
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ハンス・グラーデ1910年型単葉機(1/1模型) -
三式戦闘機二型「飛燕」 -
ハ140エンジン -
十二試艦上戦闘機(1/1模型) -
三菱ハ42エンジン